チョコミン党

羽賀朱音さんにもっと人気が出ますように

こぶしファクトリー 朗読動画 感想

こんにちは。あげいも (@ageimo_san) です。

 

本日、こぶしファクトリーの朗読動画が7話まで出揃いました。朗読動画って何?という方はまずこちらを御覧ください。

 

 

 動画は全部で7話までとアナウンスされているので、7話まで出揃ったこのタイミングで感想を書いてみました。

 

結論を先に言ってしまうと、それなりのメッセージ性のある動画で、物語単体では起承転結があるが、数話に跨る全体的な起承転結がないので、動画の体感時間が長い。

 

よって、肝心の中身を観る前に離脱されてしまうので再生数も伸びない。

 

とまぁ辛めの感想になっていますが、以下詳細です。

 

 

物語全体の起承転結がない

 

今回の朗読動画は全7話で構成されており、1話から5話までがひと続き、6話と7話が1話完結の内容となっています。

 

これら全7話で「これからだ」もしくは「明日テンキになあれ」というメッセージに主眼が置かれています。

 

これらのメッセージを伝えるためには、どういうストーリー展開が相応しいのかが練られているはずです。

 

「諦めるな、これからだ」というメッセージ性を強くしたいのであれば、主人公は成功する前に1度壁にぶち当たらなければいけない。


となれば、失敗しても挫けない相応の人間性が備わっていなければいけない。失敗しても挫けないためには1人の力だけでは不可能。


よって、5人の登場人物同士が、仲間でありライバルでなければいけない。

 

今回の朗読動画では、各物語がこのストーリー基軸に倣って展開されています。その点、各物語がしっかりとした起承転結で構成されていることは評価出来るでしょう。


ただ、問題なのは1話から5話に渡る物語全体のストーリー展開がないことです。

 

複数話に渡った物語である以上、物語全体を通した起承転結は必須で、物語全体を通した起承転結がないのであれば、登場人物同士に繋がりを持たせてはいけません。

 

言い換えると、登場人物同士に繋がりを持たせた以上、物語は必然的に複数話に渡るような物量になるし、各話ごとのストーリー基軸とは別の、物語全体を通したストーリー基軸が必要となります。

 

原因論者と目的論者

 

では、物語全体を通したストーリー基軸を立てるにはどうすれば良いのか?

 

主人公が「まだまだ、これからだ」などのプラスのモチベーションに主眼を置いて最終的に成功を収めるのであれば、主人公と対立するネガティブなモチベーションを持つ登場人物、所謂ヒール役が必要です。

 

ヒール役は当然、主人公とは対立したポリシーを持っていなければいけない。となれば、「結局、世の中努力しても叶わないことばかりだ」というポリシーを持つ人物であるはず。


また、ヒール役の人物は努力しても夢が破れてしまった過去があり、さらにそれがトラウマとなっていなければいけない。


となれば、必然的にヒール役は原因論者となります。今の自らを取り巻く現実は過去の出来事に原因がある、と考えるような過去に支配された生き方のことです。

 

一方、主人公は原因論者であるヒール役と対立した立ち位置、つまり目的論者である必要があります

 

今回の朗読動画の7話を例に挙げると、自分が卑屈で負け犬根性な人間になってしまったのは、過去にバスケ部の最後の試合で負けてしまったからだ。これが原因論者のスタンスです*1


対して、目的論者は、この原因論者に対して「あなたは卑屈な人間になるために最後の試合で負けたのだ」と指摘します。

 

過去の出来事、それ自体に大きな意味はなく、重要なのは過去の出来事にどのような意味付けを施すのかによって、今の自分が決まる。これが目的論者のスタンスです。


今回の朗読動画も全て目的論者の立場に立って過去の出来事を払拭しています

 

2話では、体操選手役の広瀬さんがスランプに陥ったことをきっかけとして、体操そのものの楽しさに改めて気付き、最終的に大会で優勝を飾ります。

 

とまぁ、物語を紐解くとそれなりのメッセージ性があるとも言える訳ですが、如何せん私ほどの変人じゃない限り、ここまで真剣に観ないでしょうね。


そもそも、ただ朗読しているだけの動画が15分なのは、ネットコンテンツとしては時間が長すぎです。

 

もっと短くするか、体感時間が短くなるように、私が提案したような対立関係の人物を登場させて盛り上げる、などしないと最後まで観てくれないでしょう

 

再生数が伸びないのも無理はないかな、というのが正直なところですね。

*1:ここでは、主人公がバスケ部の7話を例に挙げました。実際に7話の登場人物が負け犬根性である訳ではありません。